【定年後】再就職のための職務経歴書の書き方
シニアの再就職の鍵は書類選考をいかに突破するかと言っても過言ではありません。自分と同じスキルの人は世間にはたくさんいます。その中で差別化し採用担当者の目に留まる応募書類を作成することが再就職にはとても重要です。具体的に職務経歴書の書き方についてお伝えしたいと思います。
この記事を読んでほしい人
- 定年後再就職を目指す人
- 職務経歴書の書き方がわからず困っている人
- 書類選考が突破できない人
目次
職務経歴書とは
◆応募者が自社の求める職務経験や能力をもっているかどうか判断するものです。 ◆A4縦サイズ1〜2枚程度にこれまで応募者が仕事を通じて経験した職務の内容(職務経歴)を自由形式で詳しく記載する書類です。 ◆応募する会社にアピールできるような「活かせる能力」「自己PR」「志望動機」などを記載できます。
職務経歴書作成の効果
◆自分自身のキャリアの棚卸しができる。
◆自分自身のことを整理でき面接の対応がうまくできるようになる。
職務経歴書の書き方の注意事項
◆実務能力のアピールを記載
◆応募企業に応じて記載
◆履歴書の内容より詳しく記載
◆読みやすく書く
◆面接のやり取りを想定する
職務経歴書の書き方の基本
記入用紙
A4縦サイズで1〜2枚でパソコンで横書きで記載することが一般的です。
市販の職務経歴書に手書きで記載しても差し支えありません。
書き方の基本
読み手(採用担当者)を意識し読みやすく表現する
- ひとつの文章は長くならないようにする
- 職務経歴の記載については、基本は名詞止(〜担当)(〜に従事)
- 自己PR、志望動機の項目は、(〜を担当しました)などの丁寧な表現をするとよいでしょう。
見やすいレイアウトで表現する
- 表題や見出しを強調しメリハリをつける。
- 大文字や太字、下線、番号をふった◯や◆の装飾をつけたり、<>【 】などで囲む方法があります。
- 箇条書きにしたり、表形式にする方法もあります。
職務経歴書の書き方の手順
職務経歴書をまとめる方法として5つの視点から書くことをおすすめします。
どんな会社で働いてきたか
これまでどんな会社で働いてきたかを記載します。
会社名、事業内容、年商、従業員数など客観的なデータを書き出してみまよう。
どんな仕事をしていたか
自分の経歴を時系列に記載します。
手順としては、最初に就職した会社から(1)いつ、(2)どこで、(3)何をの3つの質問に答えていくよう記載します。
いつ | 2022年8月 |
どこで | 〇〇株式会社入社、〇〇部配属 |
何を | 〇〇担当 |
仕事でどのような成果を上げたか
自分自身の過去を振り返り、仕事を通してどんな成果を上げてきたかのかを具体的に記載します。
人に誇れる成果など何もないと思われがちですが、難しく考える必要はありません。「あのときは、よくがんばったな。」とか「あの時は成長したな」と思えるような出来事をピックアップしていきます。
自分ではなかなか気がつかないアピールポイントもあります。次の質問に答える形で確認してみてください。
- 部下を持ったのはいつ、何人?
- 新人の指導役になったことは?
- 研修を受けたり、通信教育などの自己啓発をした経験は?
- 会社のQCサークル活動などで改善に取り組んだ経験は?
- どんな資格があるの?
- 表彰された経験は?
- どんなことを心がけて仕事をしてきたか?
- どんな人脈があるか?
活かせる能力
自分の能力、技術、技能、知識としてアピールできることを記載します。
- スキル
- 私にできること
- 得意分野
- 身につけた技術・知識、資格
- 職務を通じて身につけた能力
- 得意な技術
- 扱える機械
- 扱える言語
- 活かせる磁術
- 専門知識
仕事への姿勢
これまでの仕事において心がけてきたことや大事にしてきたことを記載します。
接客をしてきた人の例 |
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製造・開発に従事してきた人の例 |
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まとめ
職務経歴書と聞いただけで難しく考えてしまう人が多いですが、一度まとめてしまえばあとは応募する会社によって修正をしていけばいいと思います。
シニアの人の場合は長い経歴の中で、必ず次の会社で活かせるものがあるはずです。再就職がうまくいくようお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。