【定年後】再就職を成功させるためにやるべき4つのこと
気がつけばもうすぐ60歳。これからどうしようと考えている人も多いと思います。人生100年時代まだまだ40年あります。これまでは仕事に、子育てに頑張ってきたので悠々自適に人生を過ごしたい人もいると思いますが、年金のもらえる65歳まではなんとか生活費は稼ぎたい人が多いと思います。
そういったシニア世代の人に再就職を成功させるためにやるべき4つのことお伝えしたいと思います。
この記事を読んで欲しい人
- 60歳定年を前に再就職を考えている人
- 60歳以降も長く働きたい人
目次
定年後に再就職を成功させるためにやるべき4つのこと
ハローワークをうまく活用する
ハローワークを利用するメリット
地元企業の求人を多く扱っている
ハローワークは全国の都道府県、市町村に存在しており、無料で求人を出せることから、地元企業からの求人が集まりやすく地元で転職したい人や、Uターン、Iターン転職を考えている人にはうれしい特徴です。
ハローワークにしかない求人も多い
無料で求人を出せるため、ハローワークにしか求人を出さない、という企業もあります。採用活動にはそこまで予算を使えない中小企業が多いです。日本の企業のほとんどは中小企業が占めており、中には優良企業も数多くあります。
職業訓練を受けられる
ハローワークでは、様々な種類の職業訓練講座を開講しています。講座の内容は語学やプログラミング、製造業関連、パソコンスキル、医療事務など、技術や資格取得といった、転職に役立ちそうなものが揃っています。講座の多くは教科書代を除けば、無料で受けることができます。
転職サポートを受けられる
ハローワークでの転職活動は、応募したい求人があれば職員に相談して紹介状を発行してもらい応募をする、という流れです。職員の方と対面で話をする機会も多く、求人に関する相談はもちろん、履歴書、職務経歴書の書き方や面接対策、自己分析などのサポートを受けることができます。
自分に合う相談員を見つける
ハローワークには大きいところでは数十名から小さいところでは数名の相談員がいます。何度か訪問し、自分に合う相談員がいれば指名できるかどうか確認し、できれば指名をして相談にのってもらった方がいいと思います。お互いに信頼関係ができれば、相談員に自分の希望を伝えておけば自分に合いそうな求人票を紹介してもらうことも可能です。
相談員に履歴書の添削をしてもらう
ハローワークの相談員は履歴書・職務経歴書の添削やアドバイスができます。応募する前に、下書きでもいいので見てもらうことをおすすめします。
セミナー、合同面接会に参加する
主要都市にあるハローワークでは毎月再就職セミナーや企業の面接会が開催されます。
再就職セミナーでは、労働市場の現状、求職活動の心構え、自己理解の深め方、自己PRの準備方法を専門の講師が行うセミナーや履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策のセミナーなどがあります。
合同面接会は、ハローワークによってやり方は違いますが毎月参加希望の企業を募り、ホテルやホールで行われます。面接会といってもその場で採用が決まるものではなく、企業の説明会と個人相談会が行われます。気になる企業があれば企業の会社説明を聞き、そのあとで個別の相談会になり企業の採用担当者から詳しく企業のことが聞けます。
こまめにハローワークインターネットサービスで求人をチェックする
求人は日々更新されます。こまめに求人のチェックをすると思わぬ掘り出し物の求人に出会う可能性があります。そしていち早く応募することが再就職のカギとなります。スピードとタイミングが重要です。新着だけ見る機能もありますので是非チェックしてみて下さい。
マイページ登録を行う
マイページ登録をしておくと便利なことがあります。
登録方法
すでにハローワークの登録がある人はハローワークの窓口でマイページ登録ができます。窓口でメールアドレスを伝え登録するだけです。
初めての人は、ハローワークインターネットサービスのサイトから登録できます。ただしこの場合は応募する会社が限られますので、ハローワークに出向きハローワークのシステムにも登録してもらったほうが良いです。
マイページ登録のメリット
- 求人情報検索登録 3パターンの検索条件登録ができるため、求人検索をス ピーディに行うことができます。
- 求人情報の保管 お気に入り求人を300件まで一時保存できます。
- オンライン自主応募 ハローワークを通さず求人への直接応募ができます。
- オンライン紹介応募 ハローワークからの情報提供求人をリアルタイムで受取り応募ができます。
- 求職活動状況の確認 応募中の求人や選考が終わった求人の確認ができます。
- 登録した求職者情報の確認・変更ができます。
65歳生涯現役コーナー利用
主要都市のハローワークには65歳以上のシニア専門の窓口があります。専門の相談員と相談し、希望があれば登録することができ、シニア求人情報の提供を受けることが可能です。
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過去の仕事にこだわらない
これまでのキャリアをリセットし、これまでのキャリアにこだわらずストライクゾーンを広げるほうがシニアの再就職には必要です。
過去の経験を活かせる人は少なく、一部の限られた人(有資格者、大企業の幹部、海外経験が豊富な人、特定の業界に強固な人脈がある人、その道の第一人者など)であり、大多数の人はこれまでの経験を活かせないのが現実です。
しかしこれまで培ってきた社会人としてのベースのスキルは活かせます。(人間性、人柄、仕事の進め方など)
シニア再就職成功事例
- 営業職→ルート配達、接客業、介護職など人と接する仕事
- 製造職→清掃、警備など体を使い黙々と行う仕事
- 管理部門→施設管理、マンション管理など
体力をつける
60歳前後となると体力、気力が若い時と比べ落ちてしまいます。また、腰痛や高血圧などの持病がある人が多くなります。
仕事にはまず体力が必要です。普段から健康に気をつけ、体力をつけることが大事な要素となります。
求人の多い職種を選ぶ
職種にこだわらず、求人の多い仕事を選ぶのが再就職成功のポイントです。
ハローワーク求人でシニア向けで求人の多い職種を紹介します。
シニア向け求人
- 介護・福祉
- 清掃・軽作業
- 接客・調理
- 警備・施設管理
- 運輸・配達
シニア人材の採用のポイント
シニア人材の採用のポイントについて長野市生涯現役協議会が令和3年に地元企業の約500社にアンケートをとった結果を紹介させていただきます。
人柄とは
面接の時にいろいろ質問がされて、その人の人柄が確認されます。採用されやすい人の特徴を紹介します。
- 人間味が豊かで思いやりがあって、心優しい性質を持ち、明るくて誰に対しても平等に接することが出来る人。
- 寛大で度量が大きく、心に余裕があり、思いやりをもって人に接することが出来る人。
- むやみやたらに相手を責めたり、ヒステリックに怒ったりする事がない人。
- 常に相手の話しを聞く姿勢が出来る人。
ひとつでも自分に心当たりがあったり、他人から言われたことがあれば、自己PRとして応募用紙などに記載しましょう。
シニアに期待すること
出典:長野市生涯現役協議会令和3年度調査データ
企業にとっては、知識・経験と即戦力が期待されています。
ただし、組織において知識・経験の豊富な年上の部下を採用するとなるとバランスが崩れる可能性もあります。採用される側も上司の方が未熟だと居づらくなるケースもあるので注意が必要になります。
まとめ
シニア世代の人に再就職を成功させるためにやるべき4つのことをまとめました。
- ハローワークをうまく利用する
- 過去の仕事にとらわれない
- 体力をつける
- 求人の多い職種を選ぶ
最後までお読みいただきありがとうございます。再就職の成功をお祈りいたします。