【転職でうまくいかない人向け】転職を成功に導くための6つの方法
昨今いろんな事情で転職をすることになった人が多いと思います。新型コロナウイルスで仕事を失った人、会社における人間関係、仕事自体が自分にあっていなかったなど様々な原因が考えられます。
違う会社に行くには採用試験を突破しなければなりません。どうしても希望の会社に入りたいがなかなか叶えられない人のために転職を成功に導くためのノウハウをお伝えしたいと思います。是非ご一読ください。
この記事を読んで欲しい人
- 転職がうまくいかず不採用が続いている人
- 不採用の原因が分からず悩んでいる人
- 応募用紙の書き方や面接の受け方がうまくいかず自信のない人。
筆者のプロフィール
- 現役キャリアコンサルタント
- 就職関連機関で20歳代から70歳代まで幅広く就職支援活動中
目次
転職を成功に導くための6つの方法
自己分析・自己理解を見直す
自己の能力の棚卸しや行動特性や性格の分析により、自己の強みを明確化し、自分のやりたいことや価値観の分析によってモチベーションの源泉を認識させます。
自分が何に向いているのか。何が好きで何が嫌いなのか。自分の強み・弱みなどわかっているようでわかっていない人もいます。
自分を見直すためのツールとして厚生労働省の日本版O-NETを紹介します。
参考
職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです。
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企業研究を徹底的に行う
これから働く会社のことをよく知ることが重要です。
求人票だけではわからないことも多く、入社してこんなはずじゃなかったと後悔しないようにしたいものです。
最低限インターネットで企業情報を熟読する必要があります。特に企業理念は重要です。人間でいう価値観のようなものですので自分の価値観と企業の理念が一致すれば言うことはありません。
事前に会社訪問や工業見学などさせてもらえるようなら是非やるべきです。
経営状況や将来性は言うまでもなく、職場の快適さ(ソフト面)もできる限り情報を収集することが大事です。
快適さのチェックポイント
1、キャリア形成・人材育成
2、人間関係
3、仕事の裁量制
4、処遇
5、社会とのつながり
6、休暇・福利厚生
7、労働負荷
こうした内容は働いてみないとわからない点が多いですが、実際に働いている人の話を聞くのが一番ですので、ご自身の人脈を通じてできる限り情報収集を行いましょう。紹介先の就職エージェントやハローワークに確認することも方法の一つです。
応募企業を増やす
検討ばかりしてなかなか応募しない人がいます。
また、一度不採用になり自信を失い次に進めない人もいます。やみくもに応募するのも問題ですが応募する企業の数は多いほうが転職の可能性が上がります。応募し面接で質問されるだけでなく会社のことを確認したりすることも重要です。
その中で自分に合う会社かどうかを見極めることも必要です。お互いに選択する権利があります。
多くの会社から自分に合う会社を選びましょう。
応募書類を見直す
履歴書・職務経歴書の出来不出来で面接にたどり着くかどうか決まります。
採用担当者が「この人に会ってみたい」と思う内容になっているでしょうか。
ひとりよがりの内容になっていないでしょうか。
応募用紙の見直し方法をご提案します。
ポイント
- 専門家に見てもらう。就職エージェントのキャリアコンサルタントやハローワークの職業相談員に応募書類を見せてアドバイスをもらいましょう。これが最善の方法です。
面接の練習を繰り返す
頭の中で面接で言うことを決めていてもいざ声に出して練習しないと意味がありません。
模擬面接をすることをおすすめします。入室から退出までの一連のアクションを実際に行います。
面接官になってもらえる人がいればベストですが、いない場合はスマホで録画する方法をおすすめします。
あらかじめ想定される質問を壁に貼り、順番にスマホに向かって声に出して人に話すようにやってみましょう。
録画した画像をチェックしてみると自分の欠点がよくわかります。
- 自己紹介 一分くらいで
- 職務経歴
- 志望動機
- 転職理由
- 逆質問
最低限以上の質問はしっかりと答えられるよう何度も練習して準備をしておきましょう。
転職活動は若いうちに行う
年を取れば取るほど転職は難しくなります。
20代で求められることと50代で求められるものはかなり違います。20代であれば新卒と同じようにこれからの活躍を期待できますが、50代であれば実務より組織をまとめたり会社をリードする経営的な経験が求められます。
40歳を過ぎて転職することはリスクが大きいです。よほどスキルがありスペックの高い人でない限り転職は止めたほうがいいと思います。どうしても今の会社で我慢できず給料が下がってもいいと言う人以外は転職はおすすめできません。
妥協して転職しても嫌になりすぐ辞めてしまいその繰り返しで転職が多い人になってしまい益々価値が下がってしまいます。
60歳を過ぎて雇用延長をせず転職する人は、前職にこだわり過ぎており、いまさら新しいことに挑戦する気もなく、再就職は難しいのが現状です。
できるだけ若いときに転職の判断をし、自分に合う会社を選ぶことが転職の成功の鍵です。
転職でうまくいかない人の特徴と対応策
3つの特徴
3つの特徴
1、自己分析ができていない
2、応募する企業の分析ができていない
3、書類・面接の対策ができていない
この3点に尽きると思います。心当たりはないでしょうか。
対応策(丸い釘は丸い穴へ)
「丸い釘は丸い穴へ」は1900年の初頭にアメリカで職業指導運動を行っていたパーソンズが表した有名な言葉です。
パーソンズは職業指導、キャリアカウンセリングの創始者とも言われ、人間と職業をうまく合致させることで良い職業選択や職業適応が可能であると考えました。
彼が1909年に著した『Choosing a Vocation(職業の選択)』の序論の理念を紹介します。
参考
1、安易に働き口として仕事に就くのではなく、自分にふさわしい職業を選択するのが望ましい。
2、職業の選択をする際は必ず、自分を偽らずに慎重に自己分析し、かつ指導を受けること。
3、幅広く多くの職業分野を調べ、就きやすい職業や偶然見つけた職業で妥協しないこと。
4、人、職業、そして成功の条件などについてよく研究している専門家の助言を受けることが安全で望ましい。
5,自己分析は紙に書き記すことが必要である。
この理念でも自己分析の大切さを記しています。
また、専門家などから的確な指導や助言を受ける大切さも述べています。
独りよがりにならず客観的な判断も必要だということです。
キャリアコンサルタントやハローワークの職業相談員に相談してみるのも一つの方法です。
またパーソンズは「賢明な職業選択には、3つの一般的な要素がある」という基本的な命題を提唱しました。
3つの要素
1、適性、能力、興味、希望、資源、限界、及びそれらの原因を含めた自分自身を明確に理解すること。
2,さまざまな職種に関して、有利な点、不利な点、成功に必要な条件、給与、出世の見込み、将来性などについて調べる。
3、1と2で把握した事柄の関連性に関して合理的な推論を行う。
転職のステージ別転職がうまくいかない原因
準備段階
原因
- 自己分析が不足している
- 自分の市場価値を正しく評価できていない
- 企業情報収集が不十分
- 面接の準備ができていない
準備不足は致命的です。しっかりと準備しましょう。
求人への応募
原因
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応募の数が少ない
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自分に合った企業・求人に応募できていない
自分に合う企業を選び、数多く応募しましょう。
書類選考
原因
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企業のニーズに合った自己PRが書けていない
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企業に合わせた志望動機が書けていない
- 丁寧に、読みやすく作成できていない
専門家に内容をチェックしてもらうことをおすすめします。
面接
原因
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基本的なマナーができていない
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自信のなさがにじみ出ている
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面接の対策が不足している
- 練習不足
自信を持つために何度も練習することが大事です。
転職に成功している人の特徴
これまでの経験を踏まえ、転職する動機がはっきりしている人
転職においては、長期的なキャリアプランを立て、今回の転職で何を実現したいのかを考えるのが重要です。
そのため、これまでの経験を踏まえ、転職する動機がはっきりしている人が転職に成功しやすいです。
自分の欠点や弱点を理解している人
転職は、自分のキャリアを商品として売り出すことでもあるため、自己分析が非常に重要になります。
自らのキャリアにおいて、人より優れている点や得意な業務・スキルを、これまでの経験から洗い出しましょう。
そのうえで、長所だけではなく欠点や弱点も分析し、どのように克服すれば長所につなげられるかが大切になってきます。
第三者の客観的な意見も素直に受け入れられる人
自分を自己分析するうえで、知人、転職エージェント、キャリアコンサルタントなど第三者からの意見を受け入れる姿勢が大事です。
特に欠点は自分では分かりにくいため、第三者からの冷静な意見を受け入れ、自らの特徴やキャリアをできるだけ客観的に考察するようにしましょう。
自信を持って採用試験に臨む人
自分を商品に見立てると、自信なく売り込んでも売れることはありません。自信を持ってこれから活躍することをアピールすることが大事です。
そういった熱意・熱量を持つ人は転職に成功します。
まとめ
転職を成功に導く方法についてまとめました。
1、自己分析・自己理解を見直す
2、企業研究を徹底的に行う
3、応募企業を増やす
4、応募書類を見直す
5、面接の練習を繰り返す
6、転職活動は若いうちに行う
最後は自信と熱意を持って採用試験に臨むことです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ご検討をお祈りいたします。