定年後

【定年後】やることがないと悩んでいる人向けのやりたいことの見つけ方

長い会社生活を終え定年後はのんびりした生活を送れると思います。

しかし毎日が日曜日だとこれはまた暇でしょうがないと言う人も少なくありません。

やることがなくて悩む。

生きがいをみつけたい。

そういった人のためにやりたいことの見つけ方とおすすめの方法をお送りしたいと思います。

この記事を読んでもらいたい人

  • 定年後やることがなくて困っている人
  • 定年後なにか始めたいが何をすればいいかわからない人
  • 定年前でこれから定年後のことを考えたい人

筆者プロフィール

  • 60歳定年後キャリアコンサルタント国家資格取得。
  • 現在は失業者の就職支援活動のかたわらブログでセカンドキャリアアドバイザーとして情報発信中

定年後にやることがない人の特徴

会社人間だった人

仕事が生きがいだった人は多いと思います。

小さい頃からいい会社に入るために勉強し、会社のために頑張り出世することが目標であり仕事一途になる。

出世すれば給料も上がり家族も豊かな暮らしができる。

昭和世代の人はそういった価値観を植え付けられて育てられてきました。

しかしどんなに偉くなっても会社をやめればただの人になってしまいます。

会社人間の人ほど定年後は燃え尽きて大きな喪失感を味わってしまいます。

転勤が多かった人

転勤が多かった人はどうしても地域に密着した生活ができなくなります。

定年後に自分の自宅に帰ってきても周りに知り合いもおらず近所の人とも関係が薄くなかなか溶け込むことができません。

自分の居場所がなく困ってしまいます。

趣味のない人

会社人間の趣味は仕事です。

仕事以外に興味はなく、ゴルフをやっていたとしてもそれも仕事の一貫でやっていたようなものです。

定年後はゴルフの誘いもなくなってしまいます。

友達が少ない人

仕事の付き合い以外に気軽に飲みに行ける人はいるでしょうか。

学生時代の友人との付き合いも疎遠になっていないでしょうか。

これまで仕事一途でしたので会社関係以外の付き合いはほとんどない方が多いのではないでしょうか。

 

やりたいことの見つけ方

仕事以外興味がなかった人でも昔はなにか熱中していたことや、やりたかったことがあったはずです。

昔に戻って人生を振り返ってみることをおすすめします。

これまでの仕事で得意だったことを考える

これまでの仕事で得意だったことがひとつやふたつあると思います。

パソコン、プレゼン、計算など仕事で身につけた基本的な能力を活かすことができます。

技術者だった人はものを作るのが好きな人が多いのでなにかものづくりを趣味にすることもおすすめです。

仕事で得意だったことを考えてみましょう。

小さい頃や若かりし頃好きだったことを思い出してみる

昭和生まれの人は野球少年が多く、20代はスキーブームやテニスブームを経験した人が多いと思います。

夜行バスや夜行列車に揺られ信州のスキー場へ行った人は多いのではないでしょうか。

少年時代はいろんなこに興味があったはずです。

小さい頃や若かりし頃好きだったことを思い出してみましょう。

身近な人に相談する

自分のことをよく知る家族や親戚、友人など身近な人に相談してみてはどうでしょうか。

人に話すことで自分の頭の中も整理できる効果があります。

平成生まれの自分の子供に相談する方法もあります。今流行りのこともよく知っているので興味の湧くものがあるかもしれません。

目標になる人を見つける

先輩で定年後充実している人を見つけてその人を目標にしてみる。

すでに現役を引退されている団塊世代の人は世代人口も多くいろんな人がいます。

会社の先輩や学校時代の先輩など自分のモデルとして目標になる人を見つけ体験談を聞いたりすることもおすすめです。

まずはやってみる

思いついたものを片っ端からやって見る方法もあります。

続かなければやめればいいです。その中でこれからの人生の生きがいが見つかるかもしれません。

まずやってみることもやりたいことを見つける方法です。

おすすめの6つの方法

やりたいことが見つからない人のためにおすすめをご紹介します。

1、まず手軽にできることからやってみる

ウォーキング

手軽にできる事といえばまずはウォーキング・ランニングです。

今までは家と会社の往復であまり近所も歩いたことがない人もいるでしょう。

家から半径5Km位を目安に1日1万歩を目標に歩くことをおすすめします。

まずは足腰を鍛え老いを迎え撃つ準備をしましょう。

ウォーキングが高じて東海道や中山道のような旧道や熊野古道を歩いてみるといった趣味を持たれる人も多いです。

おすすめ情報

ショッピングセンターやデパートのフードコートや通路のソファで時間を潰しているシニアをよく見かけます。

座っているだけではもったいないので、店内をウォーキングすることをおすすめします。

特に雨の日は外でウォーキングできないのでうってつけです。

ランニング

ウォーキングに比べると長続きしない可能性がありますが、ハマるとフルマラソンに挑戦したりしてそれを生きがいにしている人もいます。

初心者はまず500mゆっくり走ってみて走れたら毎日少しづつ距離を伸ばしていくのがいいそうです。

走り終わったあとのビールは飲みすぎないようにしましょう。

図書館に行く

図書館は年配の男性で席の取り合いになるくらい人気のスポットです。

ただで本が読め、借りることができます。

60歳から図書館で1日1冊本を読めば、1年で365冊、10年で3650冊、20年で7300冊、30年で10950冊読むことができます。

読む方法としては自分なりのテーマを決めて読むといいと思います。10年も続ければその道のプロになれるでしょう。

これだけでも十分生きがいになるのではないでしょうか。

家でテレビ三昧

多少お金がかかりますがテレビを買い替えましょう。

インターネット接続できるものがおすすめです。

Youtube、AmazonPrimeVideo、Netflixなどのアプリが内蔵されていますので映画、音楽、ドラマなど見放題です。(一部有料のものもありますのでご注意願います。)

予算のない方におすすめのインターネット対応TVを紹介します。

  

映画・演劇・コンサート鑑賞

平日は仕事で休日はゴルフかごろ寝だった人はなかなか時間をとって映画館に出向いたりコンサートに行けなかったと思います。

時間ができた今、奥様を誘って映画や演劇を観に行かれたらどうでしょうか。奥様からのあなたの評価が上がること間違いなしです。

参考情報

映画館 など大手シネマでは、大人1,800円の入場料金が60歳以上であれば1,100円になります。

イオンシネマではハッピー55という割引で55歳以上の方であれば1,100円で入場できます。どちらかの年齢が50歳以上の夫婦では2,200円になります。

地域活動

現役時代はなかなか地域の活動に参加できなかったと思います。

これから先の人生で活動範囲はどうしても狭くなってしまいがちですが、住んでいる地域の活動に参加するのもいかがでしょうか。

住んでいる地域の人をどれだけ知っていますか?

まずは地域の行事、例えば住んでいるマンションの自治会に参加したり、公民館活動に参加したりしてみるのも面白いと思います。

まとめ

ここまでは手軽にできることを紹介しましたが、逆に毎日やると飽きてしまうのが欠点です。

無理をせずストレスを溜めないことが続けられるコツではないでしょうか。

2、社会貢献

これまでは家族のため会社のために自己犠牲で頑張ってきたと思います。これからは社会のために活動をすることもひとつの選択肢として考えてみてはどうでしょうか。

ボランティア活動

ボランティアの総合サイトを紹介します。

国内最大のボランティア紹介サイトACTIVO

地域福祉・ボランティア情報ネットワーク

参考

筆者の住む松本市のボランティア例を紹介します。

松本城案内ボランティアガイド

松本山雅FCボランティア

3、お金を稼ぐ

年金が受給できるまでは収入確保をしなければなりません。すでに稼ぐ力のある人は読み飛ばしてください。

自分のスキルを売る

近年、個人のスキルをインターネットで販売するサービスが広まっています。代表的なサービスを紹介します。

ココナラ

ココナラは、ビジネスからプライベート利用まで、個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。

ピザスク

ピザスクのスポットコンサルは、様々なビジネス領域の経験者に1時間から対面・電話で相談できる仕組みです。

場所を貸すビジネス

自宅に空いているスペースがあれば駐車場として貸し出す方法を紹介します。

Akippa

akippaとは、駐車場を15分単位で予約したり、

空いているスペースを駐車場として登録ができるサービスです。

再就職する

就職に関しては下記記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

【定年後】後悔しないための仕事探し方を紹介します

定年後の再就職で悩んでいないでしょうか。 人生100年時代において高齢者の仕事探しは厳しいものがあります。 生きがいを持って働けるよう定年後に後悔しないための仕事探しについてお伝えしたいと思います。 ...

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SNSで稼ぐ

ブログやYoutubeで広告収入を得る方法があります。

筆者がブログを始めた頃からいろんな人の成功体験を紹介した動画を観ました。その中でわかりやすく人気の動画を紹介します。

ブログ記事を書くにはかなりの労力を要します。まずは書く記事のテーマ選定、情報収集しまとめる、読み手が読みやすい記事の構成を考えるなどボケ防止には最適な作業だと思います。

筆者が学んだ中で特に重要なポイントは、読み手の悩みを解決する記事を書くことです。自分が書きたい記事ではなく読み手が読みたくなる記事を書くことです。

現役時代にプレゼン資料を作ったことがある人は案外スムーズに記事はかけると思います。ブログもプレゼンテーションのひとつだからです。

4、趣味に生きる 

アウトドア派

アウトドアと言えばゴルフやスキー、テニスを経験された人が多いと思いますが定年後にふさわしい趣味を紹介したいと思います。

旅行

これまで出張で安いビジネスホテルを利用してきた人には『仲間が広がる、旅が深まるクラブツーリズム』で行くツアーがおすすめです。

65歳以上の方限定お一人様限定のツアーがあり、定年後の人にピッタリです。

新しい出会いもあり、一人で行くもよし、夫婦で行くもよし、いががでしょうか。

日本にはあなたのまだ見ぬ感動の素晴らしい景色やご当地グルメ、美味しいお酒がたくさんあります。

でかけましょう!

家庭菜園

ベランダでもプランターを買ってきて家庭菜園ができます。

畑を借りて野菜づくりをするサービスを紹介します。

手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】

写真・動画撮影

SNSで動画や写真を配信する人も増えています。

スマホで写真撮影が簡単にできるようになりましたが一眼レフの魅力はまた違うものがあります。

旅先での写真や動画、家庭菜園で収穫した野菜を撮影する楽しみが増えます。

 

動画編集といえば『PremiumPro』のソフトが有名です。

そのソフトを体系的に学ぶことができる講座を紹介します。

定年後Youtubeを始めてみるのも面白いと思います。

インドア派

年をとると外に出かけるのも億劫になりがちです。

晴耕雨読。人類が誕生した時代から晴れている日は外に出て活動し、雨が降れば家でのんびり休むライフスタイルが定着していたそうです。

室内で行える趣味を持つこともおすすめです。

将棋・囲碁

オンラインで将棋や囲碁が楽しめます。

・将棋の対局を観戦できるサイトです。

将棋ウォーズ(日本将棋連盟公認)

・囲碁入門もサイトです。

日本棋院HP

篆刻

篆刻(てんこく)という趣味をご存知でしょうか。

印章(はんこ)を作成することですが趣味でやっている人も少なくありません。

書と彫刻が結合した工芸美術としての側面が強いです。

はじめての篆刻入門―方寸の世界に遊ぶ (淡交ムック―ゆうシリーズ)

俳句・短歌

テレビ番組でも俳句や短歌の番組を見かけることがありますが、日本の古来からの伝統的な趣味と言えます。

ほとんどの新聞で句を募集し、いい作品を紹介しています。応募し入選などすればさらにモチベーションが上がります。

・現代俳句協会のHPを紹介します。俳句をインターネットで学ぶことができます。

現代俳句協会

・短歌の入門書を紹介します。

書道

書道は小中学生だったころからやっていない人が多いと思います。

硯で墨をすると心が落ち着きます。年賀状なども毛筆でだすのも粋な感じがします。

お寺で写経するイベントも人気があります。

LADY DAISY 大人の書道具セット(半紙・下敷き付き) 書道 ・習字・写経を始める方 習字セット

参考

インドア派の趣味で紹介したものは筆者の95歳の父親が定年後取り組んできた趣味です。95歳の今でも知的な趣味を続け活動しています。

篆刻作品例

『行不由径』 嗣生作(筆者の父)

行くに径(みち)に由(よ)らず

出典:論語 安易な方法を採らず、時間はかかっても公正な方法でものごとに取り組むことのたとえ

5、学ぶ

人生100年時代にリカレント教育(学び直し)が重要になってきます。

これまでの人生のスタイルは『学校→会社→定年』といった単純なものでした。

これからはいくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会の実現が求められています。

『学校→仕事→学校→仕事→学校→仕事』

いくつかの学びを紹介します。  

プログラミングを習得する

プログラミングと言うと腰が引けるかもしれませんが時間がたっぷりあるので取り組む価値のあるものです。

中高年に是非おすすめのプログラミング教室を紹介します。オンラインですのでどこでも学ぶことができます。

資格を取る

定年後資格を取得する人が増えています。

資格をとったからと言ってすぐ資格を活かして仕事ができるわけではありませんが、これまで仕事で経験してきたことが無駄になることはなく『経験+資格』が相乗効果を生むことができるはずです。

関連の記事を紹介します。

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6、パートナーと過ごす

夫婦関係再構築

夫婦関係も30年位経つと子供も独立してしまい共通の話題がなくなり、会話も少なくなる傾向になります。

これから先さらに30年の付き合いをしていくために夫婦関係を再構築していく必要があります。

共通の趣味をもつ

定年後は夫は家で過ごし、妻は出かける傾向にあります。

仕事一途で来きた人は特にその傾向が強くなります。妻はすでに外にいくつも居場所があり、夫は外に居場所がなく家で過ごすことになります。

これから先の夫婦生活の共通の趣味を見つけましょう。

  • 前述の『趣味に生きる』で紹介した旅行家庭菜園などがおすすめです。
  • ひいきの野球チームやサッカーチームを応援する。       
適度な距離感をもつ

同じ趣味を持つことを提案しましたが四六時中一緒にいるのも問題があります。

それぞれの趣味の時間、自分の時間を持つことも大事です。

それぞれの体験したことを相手に話しをして共有するのも良好な関係を維持するのに必要です。

家事を分担する

これまで家事は妻に押し付けていた人は家事を分担することが重要です。

最初は洗濯や掃除から。料理も手伝えることはたくさんあります。一緒に料理を作れば会話も生まれます。

共同生活を送るためには家事の分担は必須です。

新しいパートナーを探す

定年後独身の方や定年離婚された方は、新しい出会いをおすすめします。

長い老後を一人で送るより支え合って生きていくパートナーがいたほうが精神的にも安定します。

これからでも間に合います。

結婚紹介所『ムスベル』を紹介します。

   

まとめ

定年後やりたいことがないと悩んでいる人のためにやりたいことの見つけ方とおすすめをまとめました。

一つでも参考になることがあれば幸いです。

最後にやりたいことを実行していくためのポイントをまとめました。

ポイント

  • やりたいことの計画をたてる。(1年後、5年後、10年後にどうなっていたいか)
  • 年間・月・週のスケジュールを決める
  • 飽きたらやめてスケジュールを見直す
  • 活動の記録をノートにメモする

一度しかない人生、定年後を精一杯楽しみましょう!

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