【定年後】後悔しないためのやるべきこと
人生100年時代。定年後のライフプランはお決まりでしょうか。
60歳からまだまだ人生が続きます。定年後に後悔しないためにしっかりとライフプランを立てましょう。
この記事を読んでほしい人
・定年前の50代の人で60歳以降の進路に悩んでいる人
・人生100年時代に高齢者としてどう生きるか迷っている人
筆者プロフィール
・定年退職後60歳でキャリアコンサルタント資格取得
・資格取得後これまでのメーカー法人営業から就職支援の仕事に再就職を果たす
目次
定年後の人生のテーマを決める
これまでは会社のため家族のために自分を犠牲にして働いてきた人が多いと思います。これからはそれらから開放され自分のために生きることができます。
テーマの決め方
ポイント
- 自分のこだわっていきたいこと、やりたいこと、目標などを一言で言ってみる。
- やりたいことを書き出し、その中で一番のものを選ぶ
- 自分のこれからの人生に名前をつける
人生のテーマというと大袈裟かもしれませんが、やりたいことや目標などを言語化することが大事です。
テーマ例
テーマ例を紹介します。
・生涯現役で仕事をする
・社会貢献
・好きなことをして生きる
・のんびり暮らす
・晴耕雨読
・健康でありたい
・夫婦で日本百名山登頂する
・旅人
など
参考
私事ですが、これまではメーカーの法人営業として「会社と会社をつなぐ」役割を担ってきました。
これからはキャリアコンサルタントとして就職支援の仕事を通じ「人と会社をつなぐ」役割を担っていこうと決心しました。
「人と会社をつなぐ」ことがこれからの私のテーマです。
仕事に対する方向性を決める
年齢の三段階で仕事の方向性を決めましょう。
1)60歳から65歳
2)65歳以降
3)70歳以降
三段階に分けたのは仕事の節目として60歳と65歳、さらには2021年4月に施行の「高年齢者雇用安定法」で「70歳までの就業確保措置」が事業主の努力義務とされたからです。
定年後の働き方
定年後の働き方
・雇用延長で働き続ける
・別の会社に再就職する
・パートやアルバイトで働く
・フリーランスで働く起業する
・仕事はせず悠々自適に送る
まだまだ働きたい人は多いと思います。人によって年金の額や貯蓄額が違います。また子供の教育費がかかったり住宅ローンが残っていたり様々です。
ポイント
・選んだ働き方と人生のテーマが合うようにすることがポイントです。
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定年後の収入・支出のシュミレーションを行う
方向性が決まれば、これから先の収入と支出のシュミレーションを行いましょう。
パソコンで100歳までの年ごとの収入と支出そして貯蓄額の表を作成してみましょう。細かい数字を入力しなくても大丈夫です。概算で構いません。
収入を確認する
収入は給与、年金になります。
給与収入は60歳以降は激減しますので覚悟が必要です。
公的年金の受給開始年齢は、原則65歳からです。 以前は60歳から支給されていた厚生年金は支給年齢が段階的に引き上げられ、昭和36年4月2日以降生まれの男性、昭和41年4月2日以降生まれの女性は一律、65歳からの支給となっています。
金額がわからなければ年金事務所へ行けば教えてもらえます。年金証書、振込通知書、年金手帳や被保険者証といった、本人であることを確認できるものをお持ちください。
支出額を確認する
老後の夫婦二人の生活費が月に約22〜24万円と言われています。
その他に住宅ローン、子供の教育費、子供の結婚費用、リファーム代、車の車検など予想されるものを入れていきます。
老後生活費に不足する金額を知る
収入と支出と貯蓄額を知れば老後生活費に不足する金額がわかります。
その金額に応じて対策を考えていきましょう。
ポイント
将来のお金に関する問題点を把握することが大事です。
支出を減らす
収支のシュミレーションができたら問題点がわかります。
何歳でお金が不足しているとわかれば事前に対策を打ちましょう。
収入を増やすことは大変ですが、支出を減らすことはすぐにできます。
まず無駄に支払っているものがないか確認しましょう。1ヶ月の支出を分析し減らすことができるものから手をつけましょう。
例えばスマホ代です。格安スマホにすれば場合によっては月に5,000円くらいは節約できます。
新聞などもスマホでニュースが見れますので止めても困りません。
ポイント
- 支出の実態を把握し不必要な支出を減らしましょう。
副業で収入を増やす
会社の給料が頭落ちであれば副業をはじめましょう。
ピザスクなどに登録してこれまでの経験を活かすことができます。
家に空いたスペースがあればAkippaで駐車場を貸し出す方法もあります。
上記以外でもいろいろ手軽にできる副業があります。副業の教科書という書籍を紹介します。
ポイント
- 自分のこれまでの経験で活かせるものがないか探しましょう。
健康管理を行う
ハッピーな生活を送るにはお金も大事ですがやはり健康第一です。
チェックポイント
・定期健康診断を受けている
・週1回は運動している
・歯は定期的にメンテナンスに行っている。
・たばこは吸わない
・お酒は飲まない
・食事は腹8分目
・ストレス解消法がある
・BMIは25以下である BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
・規則正しい生活である
・自分なりの健康法がある
いかがでしょうか。10項目の内5項目以下の方は注意する必要があると思います。
ポイント
- 日頃から免疫力を高め病気にならない体作りが大事です。
趣味をもつ
これまで仕事一途にきた人は趣味がありません。定年後は自由な時間が増えます。
趣味のない人は定年前から趣味を見つけましょう。
若い時にやってたことを再開するのもよし。新たに始めるのもよし。
子供のころを思い出し夢中になっていたことを思い出しましょう。
ポイント
- 趣味は人生を豊かにし生きがいにもなります。
居場所をつくる
会社が居場所だという人は多いと思います。
会社以外の自分の居場所を作りましょう。
ゴルフ仲間、ボランティア、サークル、飲み屋etc
ポイント
- 家庭以外の居場所をつくることで人との関わりを持つことができ楽しい老後を送ることができます。
家事をする
これまで家事を奥さんに任せ何もしてなかった人は家事にチャレンジしましょう。
買い物、洗濯、掃除、料理などできることから始めましょう。
特に料理はもし奥さんに先立たれたり、熟年離婚されてしまったら困りますので定年前からできるようになっておくべきです。
最近ではインターネットで検索すればどんな料理でもレシピや作り方の情報がありますので是非挑戦してみてください。
ポイント
- 家事をすることは自立を促し夫婦円満にもつながります。
まとめ
定年したあとで後悔しないためのやるべきことをまとめました。
生きがいを持ち、ほどほどのお金があり、健康で、一緒に遊んだり話をする仲間がいて、夫婦円満。
これまで会社のため家族のために頑張ってきたのですから定年後はゆったりとのんびり暮らしていければいいと思います。
これから定年を迎える方のご参考になれば幸いです。